本工事は、国土交通省豊橋河川事務所の発注工事であり、矢作川の河道掘削工事です。矢作古川分派堰の完成に伴い、今まで未整備であった箇所の伐採、河道掘削、築堤を整備しました。取水期中の工事であった為、坂路や雨等の川の増水を常に管理しながらの作業を心掛けました。また、追加工事で矢作川の下流でヨシ原の再生工事、干潟盛土も施工し、点在箇所で施工監理となりましたが無事故で完成ができました。



本工事は、愛知県西三河南部地区に当たる場所で、県が管理する既存の海岸堤防を耐震化する工事です。この堤防は、かつてこの中部地方に甚大な被害をもたらせた、昭和34年9月の伊勢湾台風によって決壊し、大量の海水が浸水した場所で、当時、その緊急復旧の際に、堤体の基盤材として投入されたと思われる大きな岩石等が堤体深層部に多く点在しており、この工事の構造的特色である鋼矢板の圧入施工に於いては、大変苦労しました。工事そのものは発注者の御理解、協力も有り、無事工期内に完了しました。出来栄えに於いても、高い品質が確保できたと発注者からも評価を頂いています。



本工事は、国道交通省愛知国道事務所の発注工事であり、名古屋環状二号線の橋梁下部工事です。現道国道302号線の近接工事で現道の切替を行わなければ梁部の施工ができないため、現道を切り替えるための工事も行いました。工事延長が約1.0kmと長く、計画も不明確な所が多く現況に合わせて設計しながら施工する必要がありました。また、工事区間内に他業者(8社)が同時に施工しており、ヤードのやりとり・引き渡し時期のしばりに大変苦労しました。



国道302号名古屋方面からの車両が港区南陽町で降りるための、オフランプの橋梁下部工を施工しました。
主な工事内容は、橋台1基・橋脚3基・U型擁壁・重力式擁壁の構築です。
基礎杭がHYSC工法という特殊な工法であった事や、施工箇所が交差点を挟んだりなど、課題もありましたが、施工方法や施工管理・安全管理に十分配慮しながら工事を進めた事と、協力業者さんの大変な協力のおかげで、無事工事を完成させる事ができました。



愛知県西三河農林水産事務所からの発注工事で、平成28年4月に完成。西尾市南奥田町の矢作川堤防の耐震補強工事です。堤防の地盤が軟弱であるため、河川内に仮設道路を作り、7mの砂杭を239本打設して軟弱地盤を固めます。大きな杭打機を搬入させるために、かなり大掛りな仮設ヤードを作りました。現場は強風で大変苦労しましたが、無事に完成出来ました。